カナダのコロナ禍経済対策を一覧にしました
こんにちは!先日(2024年2月24日)開催した「とよなか財政学習会」で発表した「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」から対策の項目ごとに抜き出して翻訳、レート換算したものです。
この一覧を作りながら豊中市が実施中の物価高騰対策である生活支援事業のことを考えていました。国費6億円を使った「地域デジタルポイント、マチカネポイントを活用したプレミアム付デジタル商品券」です。5,000円一口につき,2000円相当のポイントが付与されるものです(一人3口まで)。購入者に18歳以下の子どもがいる場合、子ども一人につき3,000円相当のポイントが付与されます(ひと家庭一回きり)。スマホを使わない人は使えません。様々な制約があります。煩雑な手続きも利用のハードルをあげます。そしてアプリ制作業者に1億円近い委託料を支払います。何故日本の生活支援はこんなに回りくどく、利権が必ず発生し、内容もしょぼいのでしょうか?そして全ての人を対象とできないのでしょうか。間違っているし、国際社会から浮く一方だと感じるのは私だけではないはずですよね。実情としてマチカネポイントの利用者はさほど増えていない。要するに市民に受け入れられてないんです。豊中市は立ち止まって、引き返すことを覚えるべきです。
⇩
「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」
:2020年当時のレート80円/カナダドルで換算
◾️全体
・Over $212 billion in direct support to Canadians and businesses;
→17兆円超の国内の住民と企業への直接的な支援
・$85 billion in tax and customs duty payment deferrals to meet liquidity needs of businesses and households
→7兆円の税金・関税支払い猶予
・$5.8billion in support for coordinated federal, provincial and territorial action to strengthen critical health care systems, purchase personal protective equipment and supplies and support critical medical research and vaccine developments
→4,640億円の医療システムの構築、感染予防装備、医療研究、ワクチン開発など
・Approximately $14billion to support provinces and territories in the safe reopening of the country’s economies on the next 6-8 months.
→1兆1,200億円の州や地域経済活動再稼働のための補助金
◾️項目ごと
・Canada Emergency Wage Subsidy (CEWS)カナダ緊急賃金助成制度
対象となる雇用者に従業員の報酬の75%(最大$847※67,760円/週)×24週間
・Financial support for low and modest-income Canadians 低中所得者支援金
独身者 $467※37,360円、夫婦か内縁のカップル $612※48,969円、シングルの親$612※48,960円
19歳未満の全てのこども $161※12,880円
・こども支援$300※24,000円×2
・メンタルヘルスのためのバーチャルケア $240.5※19,240円
・老齢基礎年金OAS 所得保障補足年金GISを受けている高齢者対象の給付金
それぞれ$200※16,000円、$300※24,000円(両方受けている高齢者は$500)
・地域で高齢者の孤立を防ぐ、QOLの改善、社会支援ネットワークそれぞれのプログラムに$20million※16億円の投資
・高齢者支援金一人世帯$375※30,000円、カップル$510※40,000円
・ホームレスのシェルターに$157.5million※126億円
・家で過ごすことが安全ではない女性と子どものための女性と性被害者センター500
施設へ$50milliom※40億円(うち$10million※8億円は先住民居留地にある36シェルターへ)
・こどもと若者の心のケアのためのホットライン $7.5million※6億円
・フードバンク $100million※80億円
・社会的立場が弱い住民への非営利配達サービス772事業 $350million※280億円
・障害者への支援金$600※48,000円/人 $556.7million※445億3,600万円
・障害者の雇用主へ職場のアクセス改善のための投資 $15million※12億円
・都会や居留地以外の先住民コミュニティー $380million※304億円
・居留地の先住民への生活支援金 $270million※216億円
・居留地の先住民シェルター10カ所の運営と、先住民居住地でバイオレンスの被害者である女性とこどもの支援 $29million※232億円
・先住民コミュニティの公衆衛生対策強化事業 $285.1million※228億円
・ファーストネーションズ(北米先住民)、イヌイット(北極先住民)メティス(先住民とヨーロッパ人の両方を先祖とする人 )の高校生の進学支援 $75.2million※60億1,600万円
・先住民経営者へのサポート $306.8million※245億円
・先住民経営者のローカルビジネスや観光ビジネスのサポート $133million※106億4,000万円
・先住民のローンの利子の立替 $17million※13億6,000万円
・コロナ禍で収入が減ったカナダの住民$2,000×最大6ヶ月 $53.53billion※4兆2,800億円
・学生支援金$1,250※10万円(障害者、一人暮らし、扶養家族ありの学生は$2,000※16万円)×4ヶ月 $1.42billion※1,136億円
※支援金はこれだけではありません。
他にも中小企業への補助金や細かい子育て支援などあり、含みきれていません。
「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」
Government of Canada, 2022.Overview of Canada’s COVID-19 Economic Response Plan.
,000×最大6ヶ月 .53billion※4兆2,800億円
・学生支援金
こんにちは!先日(2024年2月24日)開催した「とよなか財政学習会」で発表した「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」から対策の項目ごとに抜き出して翻訳、レート換算したものです。
この一覧を作りながら豊中市が実施中の物価高騰対策である生活支援事業のことを考えていました。国費6億円を使った「地域デジタルポイント、マチカネポイントを活用したプレミアム付デジタル商品券」です。5,000円一口につき,2000円相当のポイントが付与されるものです(一人3口まで)。購入者に18歳以下の子どもがいる場合、子ども一人につき3,000円相当のポイントが付与されます(ひと家庭一回きり)。スマホを使わない人は使えません。様々な制約があります。煩雑な手続きも利用のハードルをあげます。そしてアプリ制作業者に1億円近い委託料を支払います。何故日本の生活支援はこんなに回りくどく、利権が必ず発生し、内容もしょぼいのでしょうか?そして全ての人を対象とできないのでしょうか。間違っているし、国際社会から浮く一方だと感じるのは私だけではないはずですよね。実情としてマチカネポイントの利用者はさほど増えていない。要するに市民に受け入れられてないんです。豊中市は立ち止まって、引き返すことを覚えるべきです。
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「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」
:2020年当時のレート80円/カナダドルで換算
◾️全体
・Over $212 billion in direct support to Canadians and businesses;
→17兆円超の国内の住民と企業への直接的な支援
・$85 billion in tax and customs duty payment deferrals to meet liquidity needs of businesses and households
→7兆円の税金・関税支払い猶予
・$5.8billion in support for coordinated federal, provincial and territorial action to strengthen critical health care systems, purchase personal protective equipment and supplies and support critical medical research and vaccine developments
→4,640億円の医療システムの構築、感染予防装備、医療研究、ワクチン開発など
・Approximately $14billion to support provinces and territories in the safe reopening of the country’s economies on the next 6-8 months.
→1兆1,200億円の州や地域経済活動再稼働のための補助金
◾️項目ごと
・Canada Emergency Wage Subsidy (CEWS)カナダ緊急賃金助成制度
対象となる雇用者に従業員の報酬の75%(最大$847※67,760円/週)×24週間
・Financial support for low and modest-income Canadians 低中所得者支援金
独身者 $467※37,360円、夫婦か内縁のカップル $612※48,969円、シングルの親$612※48,960円
19歳未満の全てのこども $161※12,880円
・こども支援$300※24,000円×2
・メンタルヘルスのためのバーチャルケア $240.5※19,240円
・老齢基礎年金OAS 所得保障補足年金GISを受けている高齢者対象の給付金
それぞれ$200※16,000円、$300※24,000円(両方受けている高齢者は$500)
・地域で高齢者の孤立を防ぐ、QOLの改善、社会支援ネットワークそれぞれのプログラムに$20million※16億円の投資
・高齢者支援金一人世帯$375※30,000円、カップル$510※40,000円
・ホームレスのシェルターに$157.5million※126億円
・家で過ごすことが安全ではない女性と子どものための女性と性被害者センター500
施設へ$50milliom※40億円(うち$10million※8億円は先住民居留地にある36シェルターへ)
・こどもと若者の心のケアのためのホットライン $7.5million※6億円
・フードバンク $100million※80億円
・社会的立場が弱い住民への非営利配達サービス772事業 $350million※280億円
・障害者への支援金$600※48,000円/人 $556.7million※445億3,600万円
・障害者の雇用主へ職場のアクセス改善のための投資 $15million※12億円
・都会や居留地以外の先住民コミュニティー $380million※304億円
・居留地の先住民への生活支援金 $270million※216億円
・居留地の先住民シェルター10カ所の運営と、先住民居住地でバイオレンスの被害者である女性とこどもの支援 $29million※232億円
・先住民コミュニティの公衆衛生対策強化事業 $285.1million※228億円
・ファーストネーションズ(北米先住民)、イヌイット(北極先住民)メティス(先住民とヨーロッパ人の両方を先祖とする人 )の高校生の進学支援 $75.2million※60億1,600万円
・先住民経営者へのサポート $306.8million※245億円
・先住民経営者のローカルビジネスや観光ビジネスのサポート $133million※106億4,000万円
・先住民のローンの利子の立替 $17million※13億6,000万円
・コロナ禍で収入が減ったカナダの住民$2,000×最大6ヶ月 $53.53billion※4兆2,800億円
・学生支援金$1,250※10万円(障害者、一人暮らし、扶養家族ありの学生は$2,000※16万円)×4ヶ月 $1.42billion※1,136億円
※支援金はこれだけではありません。
他にも中小企業への補助金や細かい子育て支援などあり、含みきれていません。
「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」
Government of Canada, 2022.Overview of Canada’s COVID-19 Economic Response Plan.
,000※16万円)×4ヶ月
こんにちは!先日(2024年2月24日)開催した「とよなか財政学習会」で発表した「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」から対策の項目ごとに抜き出して翻訳、レート換算したものです。
この一覧を作りながら豊中市が実施中の物価高騰対策である生活支援事業のことを考えていました。国費6億円を使った「地域デジタルポイント、マチカネポイントを活用したプレミアム付デジタル商品券」です。5,000円一口につき,2000円相当のポイントが付与されるものです(一人3口まで)。購入者に18歳以下の子どもがいる場合、子ども一人につき3,000円相当のポイントが付与されます(ひと家庭一回きり)。スマホを使わない人は使えません。様々な制約があります。煩雑な手続きも利用のハードルをあげます。そしてアプリ制作業者に1億円近い委託料を支払います。何故日本の生活支援はこんなに回りくどく、利権が必ず発生し、内容もしょぼいのでしょうか?そして全ての人を対象とできないのでしょうか。間違っているし、国際社会から浮く一方だと感じるのは私だけではないはずですよね。実情としてマチカネポイントの利用者はさほど増えていない。要するに市民に受け入れられてないんです。豊中市は立ち止まって、引き返すことを覚えるべきです。
⇩
「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」
:2020年当時のレート80円/カナダドルで換算
◾️全体
・Over $212 billion in direct support to Canadians and businesses;
→17兆円超の国内の住民と企業への直接的な支援
・$85 billion in tax and customs duty payment deferrals to meet liquidity needs of businesses and households
→7兆円の税金・関税支払い猶予
・$5.8billion in support for coordinated federal, provincial and territorial action to strengthen critical health care systems, purchase personal protective equipment and supplies and support critical medical research and vaccine developments
→4,640億円の医療システムの構築、感染予防装備、医療研究、ワクチン開発など
・Approximately $14billion to support provinces and territories in the safe reopening of the country’s economies on the next 6-8 months.
→1兆1,200億円の州や地域経済活動再稼働のための補助金
◾️項目ごと
・Canada Emergency Wage Subsidy (CEWS)カナダ緊急賃金助成制度
対象となる雇用者に従業員の報酬の75%(最大$847※67,760円/週)×24週間
・Financial support for low and modest-income Canadians 低中所得者支援金
独身者 $467※37,360円、夫婦か内縁のカップル $612※48,969円、シングルの親$612※48,960円
19歳未満の全てのこども $161※12,880円
・こども支援$300※24,000円×2
・メンタルヘルスのためのバーチャルケア $240.5※19,240円
・老齢基礎年金OAS 所得保障補足年金GISを受けている高齢者対象の給付金
それぞれ$200※16,000円、$300※24,000円(両方受けている高齢者は$500)
・地域で高齢者の孤立を防ぐ、QOLの改善、社会支援ネットワークそれぞれのプログラムに$20million※16億円の投資
・高齢者支援金一人世帯$375※30,000円、カップル$510※40,000円
・ホームレスのシェルターに$157.5million※126億円
・家で過ごすことが安全ではない女性と子どものための女性と性被害者センター500
施設へ$50milliom※40億円(うち$10million※8億円は先住民居留地にある36シェルターへ)
・こどもと若者の心のケアのためのホットライン $7.5million※6億円
・フードバンク $100million※80億円
・社会的立場が弱い住民への非営利配達サービス772事業 $350million※280億円
・障害者への支援金$600※48,000円/人 $556.7million※445億3,600万円
・障害者の雇用主へ職場のアクセス改善のための投資 $15million※12億円
・都会や居留地以外の先住民コミュニティー $380million※304億円
・居留地の先住民への生活支援金 $270million※216億円
・居留地の先住民シェルター10カ所の運営と、先住民居住地でバイオレンスの被害者である女性とこどもの支援 $29million※232億円
・先住民コミュニティの公衆衛生対策強化事業 $285.1million※228億円
・ファーストネーションズ(北米先住民)、イヌイット(北極先住民)メティス(先住民とヨーロッパ人の両方を先祖とする人 )の高校生の進学支援 $75.2million※60億1,600万円
・先住民経営者へのサポート $306.8million※245億円
・先住民経営者のローカルビジネスや観光ビジネスのサポート $133million※106億4,000万円
・先住民のローンの利子の立替 $17million※13億6,000万円
・コロナ禍で収入が減ったカナダの住民$2,000×最大6ヶ月 $53.53billion※4兆2,800億円
・学生支援金$1,250※10万円(障害者、一人暮らし、扶養家族ありの学生は$2,000※16万円)×4ヶ月 $1.42billion※1,136億円
※支援金はこれだけではありません。
他にも中小企業への補助金や細かい子育て支援などあり、含みきれていません。
「カナダの新型コロナウイルス感染症経済対策の概要」
Government of Canada, 2022.Overview of Canada’s COVID-19 Economic Response Plan.