クリーンランドの議員になりました
クリーンランド議会とは
(クリーンランド説明※HPより引用)
クリーンランド(正式名称:豊中市伊丹市クリーンランド)は、豊中市と伊丹市の両市域において排出された家庭系のごみや事業系の一般廃棄物(事業系ごみのうち、産業廃棄物を除くもの)を受け入れ、焼却・破砕・選別などの中間処理を行う清掃工場です。
(クリーンランド議会説明※HPより引用)
クリーンランド議会は、組合を構成する2市(豊中市・伊丹市)の議会から選出された合計13名(豊中市7名、伊丹市6名)の議員で構成されています。クリーンランド議会の役割は、クリーンランド条例の制定・改廃のほか、クリーンランド予算の議決・決算の認定等を担っています。
クリーンランド議会には、年2回定期的に開催される定例会(11月、2月)と、必要に応じて特定の案件を審議するために開催される臨時会があります(傍聴できます)。
クリーンランド議会の選挙は、毎年6月議会において行われ、豊中市からは7名が選出されます。選挙と言っても無所属以外の各会派からそれぞれ選出された計7名が本会議で選任の同意を求められ、通常は「異議なし」と議員たちが声を出して決まります。しかし今年度は違ったのです。
今年度無所属議員は計4名。4票あるので選挙になれば、クリーンランド議会議長を除き他の議員と同票を得ることができます。どういうことか説明します。
クリーンランドの議会、豊中市の議席は7議席です。
例年、各会派から7人の候補が出され、異議なしで承認されるのですが、今年は無所属会派から「異議」を唱え、選挙にもちこみ、無所属から1人候補者を出そうということになりました。
そして私、山田さほが立候補することになったのです!
そうなると候補者は8人となります。投票となりますが、票は33票です(34議席ですが、この日は1名病欠のため)
議長は5票必要です。33票ー5票=28票
そして候補者に、無所属議員1名が入ると、候補が7名となり、1人4票以上で当選です。
そしてここからが議会あるある、予定調和の展開がまっています。
我々無所属議員4名はクリーンランド議会選挙に異議を申し立て、投票にもちこむことを議会事務局に伝えに行きます。これは義務でも決まりでもないですが、本会議がスムーズに進むようにする配慮?そして予定調和のための暗黙の議会ルールなのです。
私たちの本会議での動きを知った事務局は各会派に伝え、各会派は候補者が誰ひとり落選しないよう、投票先を割り振ります。
本会議当日、クリーンランド議会の選挙は以下の通り執り行われました。
「意義あり、投票!」無所属の先輩議員が「異議と投票」を唱えました。
そして投票になり、
結果
クリーンランド議長は、高木公香議員が5票獲得で決定です。
そして、クリーンランド議員候補は以下の通り全員同票数という結果に。
中岡裕昌4
山田さほ4
横尾しずか4
北之坊晋次4
大野妙子4
吉田正弘4
和田愛美4
議長が決まり、あとの議員6人を決めなければなりませんが、全員同数なので、くじ引きで決めます。
議長以外の全候補7名が壇上に集まりました。
そしてくじ引きです。候補者各自数字を書いた棒を引くのですが、1番大きな数字を出した候補者が落選となります。
結果は公明党の大野議員が落選となり、私、山田さほはクリーンランド議員になることができました。
クリーンランド議会とはどんなものなのでしょうか。議員2年目に、新たな挑戦です。また続報できればと思います。
そもそもこの選挙が変な仕組みです。なぜ無所属議員は初めから候補にならないのでしょう。クリーンランド議員になろうと思えば本会議で選挙に異議を唱え、投票に持ち込まなければなりません。そして全ては予定調和です。議会とは、以前元豊中市議が豊中市議会について書かれた著書の中で議会を「ふしぎの国」と読んでいらっしゃいましたがまさにその通りだと思いました。