介護保険学習会のレポート
常任委員会が市民福祉に決まったのもあり、それなりに真剣に参加し、勉強になりました。2時間半にわたる学習会でしたので全ては無理ですがさらっと報告します。
講師は日下部雅喜さん(堺市役所で36年間福祉行政に従事したのち、ケアマネジャーとして8年勤務)、司会は元豊中市会議員の熊野以素さんでした。
・2024年の介護報酬改定の内容、訪問介護報酬引き下げについて。
訪問介護は最も人手不足なのに、報酬を引き下げるとの内容。この改定が施行されると小さな事業所を中心に撤退が進むと言われています。国によると介護報酬を引き下げた理由は訪問介護のサービス収支差益が黒字だったからですが、その要因は利用者の増加ではなく人手不足による人件費の減少でした。健全な改善ではなかったのです。まさに意味不明、、
訪問介護報酬引き下げ撤回の再改定すべきですが、①厚労省と②財務省の大臣が共にokと言えば決まるそうです。
・2024年度介護保険改悪では利用者の負担の1割負担を減らし2割負担の拡大が狙われていましたが、反対運動の成果、内閣支持率急落、物価高騰を鑑みるなどで先送りされました。
とはいえ年金は20年間下がりっぱなしの中、介護保険料負担は増加しています。豊中市第9期介護保険事業計画でも保険料は増額となり、当初の約2.13倍とのことです。
介護の国家予算はわずか3.7兆円で全体のわずか3%。(年金は13兆円、医療は12兆円)
【2.9兆円】あれば介護保険料はゼロにできるそうです。【2.2兆円】あれば220万人の介護労働者に月8万円の賃上げ実現。【1兆円】で介護サービス利用者負担ゼロ。。。何故しないのか。するつもりはさらさらないのでしょう!こんなに高齢化社会なのに、おかしいですね。
防衛費は43兆円まで拡大するが、社会保障の国民負担は増える一方。水道事業も国民負担増が狙われていますね。
物価高騰の背景があり実質賃金は下がり続けている中、あらゆる費用の国民負担は増える、増える。多くの国民生活は破綻へと向かっています。
少子化財源は全世代への負担増で賄う、は意味不明な上、国民間に分断を生みます。愚策の数々、一体何がしたいのでしょうか。
今日一日暗澹たる気持ちになりましたが、そうも言ってられないので前向きに活動を続けます!皆さんも是非、横に広げる活動にご協力ください。そして疲れたらご自愛ください。できることからコツコツといきましょう〜