建設環境常任委員会〜環境部編【2024年度決算委員会】
緑化推進事業 について
山田:
緑化推進事業についてお聞きします。
みどり率、緑被率の過去3年間の推移 と、昨年度の取り組み内容についてお聞かせください。
環境部(公園みどり推進課):
・みどり率については、第2次豊中市みどりの基本計画策定に用いた平成 27年度 25.7%、目標値 令和9年度 27.0%に対して、中 間総括に用いた令和3年度 24.1%でございます。 ・緑被率については、平成27年度 14.4%、
目標値 令和9年度 15.7%に対して、令和3年度 12.9% でございます。
・中間総括時の結果を受け、本市の地域特性をふまえ、公園みどりの量的 な拡大だけではなく、質の向上のための取組みを強化する方向性を示 し、第2次豊中市みどりの基本計画を補完するものとして「グリーンイ ンフラによるまちづくり基本方針」を策定しました。
・昨年度の取組みとしては、緑化樹配布 41件 999本や生垣緑化・ 沿道緑化への助成 5件など、市内での緑化を推進する取組みを実施 いたしております。
山田:
昨年度、第2次豊中市みどりの基本計画」を補完するものとして、グリーンインフラの特性や留意点を踏まえた「グリーンインフラによるまちづくり基本方針~公園みどりの新たな展開について~」を策定されました。
グリーンインフラのまちづくりに取り組む意義についてお答えください。
環境部(公園みどり推進課):
・「グリーンインフラによるまちづくり基本方針」は、自然が有する多様 な機能を活用するグリーンインフラを公園みどりの多様なニーズに向 けた有効な手段としてとらえ、公園みどりが多面的に機能するようみ どりの質を高めるとともに、憩いの場の創出や賑わいの空間の形成な どによりさまざまな人が集えるような公園みどりを展開していくこと を目的としています。
・即ち、公園みどりの持つ多面的な機能・価値に対し、市民の期待も多面 的であるため、公園みどりを市民の財産=グリーンインフラとして共 通認識した上で、多様であり時には相反する期待や要望を俯瞰し、調整 あるいは折り合い、あるいは相乗効果を生み出す検討協議を通じて、多面的で高い機能・価値を見出そうとするものです。
山田:
グリーンインフラによるまちづくり基本方針は、自然環境の多面的な機能・価値を活かして多面的な市民の期待や社会課題を解決したり、多様な市民が集えるような憩いの場の創出を見い出していくということでした。自然環境が有する多様な機能を生かして社会におけるさまざまな課題を解決するというグリーンインフラの考え方を重視し、地球規模で顕在化する環境問題を踏まえつつ新たな価値を想像しWell-beingを実現させる手段の一つしてみどりの整備が勧められている、国内外で緑地に関する取り組みは新たな局面にあるといった背景についても触れておられます。
では緑地が精神的健康に及ぼす影響について、市の考えをお聞かせくだ さい。
環境部(公園みどり推進課):
・質の高い緑の空間は、グリーンインフラによるまちづくり基本方針に記 載しておりますように、憩いや安らぎを与え、休養・休息機能をもたら すことに加え、人々が集うことにより緩やかなつながりが生まれ、コミ ュニティが形成されることにつながると考えられることから、精神的 健康にも寄与するものと考えております。
山田:
精神的健康にも寄与するとの市の考えをお示しいただきました。ありがとうございます。
NRPA というアメリカの団体、日本語では全米レクリエーション・公園協会にあたり、
アメリカ国内のレクリエーションと公園に関する政策や基準策定において、大きな影響力を持つ団体があります。このNRPAによると、数ある研究結果から、公園や緑地で過ごす時間が増えることが、うつ病、不安やストレスなどの精神的な問題の解消につながるという事実が示されているとのことで、研究結果をいくつか紹介したいと思います。
・緑地から1km以上離れて住む人は、300m未満に住む人より、ストレスを感じる可能性が約50%高くなる
・週に数日以上緑地を訪れる人はストレスを感じにくい
・緑地を訪れる頻度が高いほど、ストレスを感じることが少なくなります。
・緑が最も少ない住宅地に住む人は、最も多い場所に住む人よりも、医師から不安障害と診断される割合が44%高いことが判明しました。同様に、医師からうつ病と診断される割合も33%高くなりました。この影響は、自宅近辺で時間を過ごすことが多い層、すなわち子どもや、教育水準・所得水準の低い人で特に強く見られた。
・緑がある場所での運動は、緑がない場所での運動よりも、メンタルヘルスの向上に強く寄与することなどが示唆されています。
・緑地の利用は、健康に関する訴えの減少、血圧やコレステロール値の改善、ストレスの軽減、一般的な健康認識の向上だけでなく、問題に立ち向かう能力の向上に関連している、ということです。
豊中市でも今後緑がもたらす精神の健康面に重きをおき第3次豊中市みどりの基本計画にWell-beingに関する記載を増やすべきではない でしょうか。 健康増進機能の機能の記述に、メンタルヘルスへの影響についてし っかりと記述するべきではないか。
豊中市でも緑地が市民のメンタルヘルスに及ぼす影響について課題 意識を持ち、取り組んでいくべきではないか。
独自の調査研究を実施してもらえませんか。
環境部(公園みどり推進課):
・Well-being については、昨年度、とよなか都市創造研究所が「くらし の豊かさ実感に関するアンケート」として、市民の幸福度について調査 を実施し、今年度も定性的な調査を行っており、市全体の調査研究の結 果にそって検討を進めてまいります。
・緑地が精神的健康に及ぼす影響につきましては、国等による研究などを 注視してまいります。
山田:
NRPAによると、週に数日以上緑地を訪れる人がストレスを感じることが少なくなるとのことです。このグリーンインフラによるまち作り基本方針にも記載がありますが、豊中市の最新の市民意識調査で週に2、3回以上公園を利用する市民の割合はわずか23%と、市民の公園利用率が非常に低いことがわかっています。カナダでは81%の住民が公園に満足しています。そして、67%の住民が週に2、3回以上公園を利用しています。ちなみにこの数字は毎日公園を利用する33%の住民を含んでいる、とのことです。
こうして世界で明らかになっている公園みどりがもたらす精神の健康面への影響、それによる経済効果、これは計り知れないのではないでしょうか。国の動きがいまいちなのであれば世界ですでに公表されている研究結果を参考に独自に是非調査・研究を積極的にすすめていただき、第3次豊中市みどりの基本計画では是非メンタルヘルスに寄与するみどりの機能についての取扱も要望しておきます。
公園等有効活用事業 について
山田:
2024年度の主な実施内容について教えてください。
環境部(公園みどり推進課):
・令和6年度の主な実施内容としましては、千里緑地第3区内の整備に6 千4百4万4千円、高速道路耐震補強工事に係る児童遊園の撤去及び 復旧として3か所合計で4千5百33万7千円、新千里北町における 地域との連携による特色ある公園づくりで1千1百43万6千円でご ざいます。
・その他、千里中央公園における再整備及びふれあい緑地における公民連 携事業の検討を行いました。
山田:
千里中央公園の再整備についてどのような検討されたのか教えてく ださい。
環境部(公園みどり推進課):
・千里中央公園における令和6年度における検討内容につきましては、千 里中央公園再整備計画に基づき、第2フェーズとして公園の北側エリ アについて、展望台の存続・廃止を含め、再整備について検討を行いま した。
山田:
公園等有効活用事業として2023年度に幸町とふれあい緑地の公園にインクルーシブ遊具を設置されていますが、2024年度に新たなインクルーシブ遊具の設置はあったのでしょうか。お答えください。
環境部(公園みどり推進課):
・インクルーシブな遊具については、令和6年度新たな設置はございませ んでしたが、令和6年5月に開催したふれあい緑地フェスティバルに おいて、設置しているインクルーシブ遊具の体験会を行い、PRを行い ました。
山田:
インクルーシブ遊具の新たな設置はなかったのものの、ふれあい緑地に設置しているインクルーシブ遊具のPRを行われたとのことで、了解しました。
以前提案させていただいていた、インクルーシブ遊具に点字のパネルをふれあい緑地の遊具に設置いただいています。今後インクルーシブ遊具を設置される際も子どもがインクルーシブなまちの一員としての知識に触れることができる仕掛けつきの遊具を増やしていっていただくように要望します。手話のチャート図なんかもいいのではないかと思います。
公園施設維持管理事業について
山田:
水景・親水施設の維持管理についてお尋ねします。
昨年度の水質管理の実施状況についてお聞かせください。 また、各施設の点検等の実施状況もお聞かせください。
環境部(公園みどり推進課):
・噴水等の3公園の水景施設における水質管理につきましては、施設の稼 働前の清掃後に腸管出血性大腸菌(O-157)及びレジオネラ菌の検 査を行っております。
・また、水遊びができる千里中央公園の親水施設につきましては、施設稼 働前の検査に加え、稼働期間中は定期的な水質分析として、水素イオン 濃度、濁度、化学的酸素残留量、大腸菌の項目を月に 1 回、残留塩素に ついては週に 1 回実施しております。
・次に各施設の点検等につきましては、事前に SNS などにより周知し、稼 働期間中に水景施設では概ね 2 か月に1回、親水施設については月に 1回、行っております。
山田:
意見・要望
千里中央公園の親水施設の水質管理や点検清掃の回数を増やしてから、夏場にたくさんの子どもたちが水と親しんで遊んでいて、楽しそうな声が増えたと職員さんから聞いています。これからも安心に遊ぶことができる公園作りに取り組んでいただきたいと要望します。
廃棄物関連計画の推進について(減量計画課)
山田:
直近5年間のゴミ量の推移はどうっていますか?
環境部(減量計画課):
直近5年の家庭から排出される資源貨物を除いたゴミの量は
令和2年度は、62,086t
令和3年度は、61,365t
令和4年度は、58,993t
令和5年度は、56,586t
令和6年度は、55,038t
と、年々減少しております
山田:
ゴミが減量している背景は
環境部(減量計画課):市民・事業者によるゴミ減量に向けた取り組みや新型コロナをきっかけとした
社会情勢の変化、物価高騰による個人消費の抑制が影響し減少したものと考えております。
山田:
国はゴミ処理費用の一部の負担を推奨しているが、市の考えをお聞かせください
環境部(減量計画課):
家庭系ゴミの有料化につきましては、「第四次豊中市一般廃棄物処理基本計画」におきましてもゴミ減量の手法の一つとして」おりますが、直近のゴミの量は着実に減少しているとともに、計画の減量目標を達成しております。こうした状況下、原稿の豊作により、ごみの発生抑制とリユース・リサイクルの推進を進めてまいりますが、一方で、社会情勢・市民生活の変化に応じて、より効果的な豊作を探る必要があると認識しております。
公共用水域におけるPFASの調査
山田:
公共用水域におけるPFASのこれまでの調査結果について伺います。
環境部(環境指導課):
大阪府の公共用水域水質測定計画に基づき、令和3年度から環境基準店である千里川下流と天竺川の2地点を交互に調査を実施しており、令和3年度は天竺がわで49ナノグラム、令和4年度は千里川下流で29、令和5年度は天竺川で9、令和6年度は千里川下流で19となっており、これまでのところ、国が定めた指針値は超えておりません。
山田:
指針値を超えた場合はどのような対応をとるのか
環境部(環境指導課):
環境省の定めた「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」に従い、継続的な監視調査として隔年で行っている調査を毎年強化するとともに、より詳しい状況を把握するため、河川上流域での追加調査の実施について検討を行います
山田:
意見・要望
指針値を超えた場合の追加調査実施について検討を行っていただけるとのことでよろしくお願いします。
数値が上昇傾向にある時の追加調査についてもあわせて検討を要望しておきます