カナダ・トロントから日本を見ていて、、
・マイノリティーなのに孤立しなかった
さまざまな人種が共生する都市とはいえ、私はアジア人、そして日本人、
さらには英語の壁もあり、マイノリティーの一員でした。
トロントはそんなマイノリティーである私が母であることに誇りをもち、
のびのびと子育てができた場所でした。
それは多様性を尊重することで街づくりをするという政策があり、
人々の意識の中に浸透していたからだと思います。
多様性を尊重する街は、子育てがしやすく、
お年寄りもイキイキとしていることに気がついたのです。
・カナダの暮らし
カナダは消費税はありますが(トロントがあるオンタリオ州では13%)、生活必需品やサービス(食料品、水道代、生理用品、公共交通機関、コンタクトレンズ、メガネ、、)は非課税。子どもに関わる商品(衣類、おむつ、チャイルドシート)、本(写真集などを除く)などが5%
医療費は子どもから大人まで全て0円。
国民のためにしっかりお金を使ってくれていることを実感できました。
・カナダの子育て
上記のように子育てにしっかりお金を使ってくれていて
どこへ行ってもアジア人である私たち親子が孤立することはなく、
そのサポート体制に私はとても励まされました。
歩いて行ける範囲に複数の「子育て支援センター」があり、
明るく楽しいスタッフが声かけてくれて、素敵な遊具があって。
子どもたちにスープと軽食、フルーツ、ケアギバー(保護者)にコーヒー紅茶が供されます。
たくさんの親子が1日中そこで過ごしていました。
日本の子育て支援センターはどうですか?
・トロントのインクルーシブ政策
インクルーシブで障害への理解を深める遊具が主流化しています。
・だから私は日本へ
カナダ・トロントでの暮らし、子育ては本当に心地よく、
無理せず私らしくいることができました。
だけど日々ニュースで目にする日本は格差が広がっていて
しんどい人が増えているように見えて。
「もっと医療や福祉・子育てに税金を使って!」
そう、もどかしく思い、少しでも日本の社会を良くしたくて
帰国し、政治の世界に飛び込む決意をしました。