2023年度豊中市議会決算委員会・公園等有効活用事業について質問しました!
みなさん、こんにちは。ボランティアのTです。
先日、豊中市議会議員・山田さほは決算委員会で公園に関する質問・要望提出を行いました。それを掲載するのですが、前回に引き続き、今回も私が要点をまとめたいと思います!
1公園は市民の財産!民間企業が金儲けする場所じゃない!
豊中市は公民連携といって、「公園管理の効率化」を名目に民間企業がレストランやコンビニを公園で運営しています。しかし、実際に千里中央の公園のレストランに行こうとしたら、ベビーカーが入れないし、子ども用の椅子もありませんでした。ベビー・カーはいろいろな必要なグッズを入れるので、ママ・パパにとってはどこに行くにも必需品です。これでは、子育て中のママ・パパが「このレストランは大人用だな」と遠慮してしまいます。また、多目的ルームへ行くエレベーターもなかったので、高齢者や障がい者のことが考えられていません。公園にある施設は健常者の大人だけではなく、子ども・障がい者・老人も使いやすくないといけないのに、そうなっていません。公園は市民の財産です。公園に設置する施設は誰もが使えるものでなければなりません!民間に儲けさせるのではなく、誰もが利用できる公園そのものにもっとお金をかけてほしいものです!
2 公園の管理を民間企業に丸投げするな!公園管理に透明性を!
豊中市は公園の管理をエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社(以下、H2O)に委託しています。そのH2Oが他の会社のオペレーションファクトリーを「協力企業」として、そのオペレーションファクトリーがレストランを運営しています。すなわち、豊中市がH2Oに公園管理を委託し、そのH2Oがオペレーションファクトリーに「協力」してもらっているという状態です。これは再委託ではないか?孫請けではないか?と質問しましたが、豊中市は「再委託ではない」という回答でした。
しかし、このH2Oからオペレーションファクトリーへの「協力」がどのようなものか、わかりません。豊中市はまったく関与していないということでした。ガイドラインもなければ、事前承認も必要ないのです。私たちが公園の管理がどうなっているのかを調べようと、市に公開請求したときも、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社、株式会社ローソンと西日本電信電話株式会社関西支店の3社の協定部分だけ『真っ黒』でかえってきたのです!「民間企業同士の契約だからお見せできない」というわけです。
私たちも驚きました。公園の管理がどうなっているかに、市民がまったく関与できないどころか、それを見ることもできないのです。透明性も何もありません。文字通り、真っ黒です!
市は市民の財産である公園の管理を民間企業に丸投げしていたのですね。そこに市も市民もまったく関与できないわけです。その結果、ベビーカーが入れないような公園・障がい者や高齢者が利用しにくい多目的ルームが放置されているわけです。ちょっと本当にどうかしていると思います。
3 事業計画書の期日がない……豊中市・公園みどり推進課はもっとしっかりして!
運営方針・災害対策・警備などを記した事業計画書・事業報告書は毎年提出しなければならないことになっているのですが、その期日が書いてありません。そもそもその時点でおかしいのですが、いままでその受領と承認(決済)を行うことを怠っていて、山田議員がこの委員会に合わせて確認すると「今作成中だ」との返答がありました。これはちょっと呆れてしまいます。市民の目がしっかり行き届いていないと、このような杜撰な体制になってしまうのですね。私も長らく豊中市に住んできましたが、今回の件で「もっと声を上げねば」と勉強になりました。
4 民間企業が払う施設使用料も駐車場使用料も安すぎる。
210㎡(一軒家くらい)で月額35000円、494㎡(大豪邸くらい)で月額41200円程度で公園の施設を貸し出しているようです。うちの家賃より安いです。豊中市によれば「整備費や人件費やイベントをやってもらうことを含めると、これくらい安くなっているのだ」ということです。また、駐車場は年額1380万円で使用しているが、その駐車場の総利用料は2264万円だったようです。ほとんど人件費もかからない駐車場の使用料の倍近く儲けておられるようです。これは私の感覚では「ぼろ儲け」「丸儲け」といった感じですね。
こちらが今回の質問・意見要望の動画です↓
以上、山田さほさんの決算委員会(公園編)の要点をまとめました!
正直にいえば、豊中市……すごく杜撰だなと思いました。公園の事業計画書の期日もないし、民間企業の再委託のガイドラインもないし、施設では子育て中のママパパや子どもや障がい者や高齢者のことがまるで考えられていません。私は介護士をやっていたので、公園は施設の利用者さんと一緒によく行きました。ほんと公園くらいしか行くところがないのです。でも、行くだけで利用者さんの顔が明るくなるんですよね。そういう公園の施設は誰もが使える場所であってほしいです。レストランに行きたければ千里中央駅周辺とか豊中駅周辺とか梅田とか箕面とか、いろいろ行けるじゃないですか。「財政が厳しいから」とか「税収入がこれから不安だから」とか言い訳して、公園で儲けるなんてあっていいのでしょうか。それよりも、お金がないなら国に「公園をよくしたいからお金くれ!」と言いましょう!国にお金がないなら大企業からとりましょう!(日本企業の内部留保は過去最大です)。
この社会で標準とされている【健常者の大人】だって、かつて誰もが子どもでしたし、いつかママ・パパになるかもしれませんし、いずれ老いて障がいを持つようになります。それは確実です。【健常者の大人】であるときなんて、人生の半分くらいでしかありません。だから、【健常者の大人】を標準とする街づくりではなく、【社会的弱者】を標準とする街づくりをしていきましょう!そうすれば絶対に、【健常者の大人】にも住みやすい街になります。なぜなら、私たちの家族や友人にもひとりは【社会的弱者】と呼ばれる方がいるはずですし、いまは【健常者の大人】であってもいずれこの街で【社会的弱者】になるからです。だから、豊中を【社会的弱者】であることが「ふつう」の街にしましょう!
【質問】
公園等有効活用事業について伺います。
豊中市は子育てしやすさNO.1を目指すとしていますが、子育てで必要な場所として公園がありま
す。子育て世帯の市民にとって魅力ある公園になるように、今後5年間の「集中投資」に公園の整備運営を加えるべきだと考えています。
子育て中の親として公園に必要だと思うのは3つです。
①子どもが思いきり遊べる遊具、②子どもが安心して遊べる水場、③親が休めるたくさんの木陰。
豊中市の公園は、公園によって違いはありますが、総合的にいうと、思いきり遊べる遊具、子どもが安心して遊べる水場、親も休めるたくさんの木陰、どれも不足しています。カナダのトロントの公園は遊具にとても力を入れています。バリアフリー化も進んでいますし、全ての子どもに開かれています。特に水遊びができる施設が市内に140箇所以上あります。木陰もたくさんあるので、親子ともに真夏でも一日過ごせるような公園がそこら中にあります。
一方日本では国の公園整備の予算は90年代から1/4に減っています。まず、豊中市はこの子
育てに欠かせない公園の整備にもっとお金を使えるように国に求めるべきではないでしょうか。しかし、お金を使わずに「民間との連携」としてパークPFIなどが全国で広がっている現状です。
豊中市の千里中央公園でも、千里中央公園再編整備計画で「民間事業者の公園運営への参入」を方針化し、公募により2022年1月31日に「千里中央公園再整備にかかる活性化事業基本協定書」(以下、「協定書」と言います)のもとH2Oと締結しています。
・ 2022年4月からは駐車場運営がはじまり、2023年3月には旧公園管理事務所をリノベーショ
ンした施設がオープンし、ローソンやレストランが入りました。
・ 子どもや子育て世帯、地域の市民にとっての公園になっているのか疑問があります。市の関与がなくなり、丸投げになっているのではないかという不安があります。そこで質問です。
(質問1)公園事業においての公民連携とはなんですか?また、そのメリットを教えてください。
(公園みどり推進課)
公園事業における公民連携事業は、公園施設等の整備や維持管理、運営等を行政と民間事業
者が連携して実施する事業と考えております。そのメリットとしては、民間事業者のノウハウや創意工夫、資金等を活用することで、行政による公園管理の効率化が図れるとともに、今ある公園のストック効果を高め、利用者のニーズに合わせた公園のにぎわいの創出や魅力向上が図れることと考えております。
公園は全ての市民の憩いの場です。つい先日、このレストラン「センド」に子どもを連れて行こうとしましたが、ベビーカーでレストラン店内に入れないし、子ども用の椅子もありませんでした。2階の多目的ルームにはエレベーターがないなど、障がい者や子育てのことが考えられていません。公共施設を作るときは許されないことですが、民間事業者だったら許されるのでしょうか。公園は市民の財産なので許されることではありません。
(質問2)
ここで公園再整備にかかる公募募集上の問題についてお聞きします。
この活性化事業の公募の際に事業実施の主な条件として【千里中央公園再整備にかかる活性化事業の公募要領】の「(キ)事業に関する情報提供の義務」に、事業者は、公園内における収益施設の設置の可能性や課題を調査するため、事業に関する情報(施設設置に伴う経費・運営経費・売上・来店者数・公園活性化事業の効果、課題など)を本市に提供するものとします」と書かれてありますが、その内容を詳細にお聞かせください。
(公園みどり推進課)
・事業にかかる情報提供の内容としては、現段階では事業全体の運営にかかる収支の状況や、公園活性化事業の実施状況、駐車場事業における利用者数や利用料金について報告いただいており、今後も情報提供項目については事業者と協議しながら、必要に応じて報告いただきます。
(質問3)
また誰もが利用できないカフェなどを含む施設を、全市民の財産である公園内に作ったことについてお考えをお聞かせください。
(公園みどり推進課)
・今回の千里中央公園の再整備にかかる活性化事業は、千里中央公園の魅力向上を目的としており、カフェの設置もその一環です。設置の際のバリアフリー化につきましては、旧管理事務所をリノベーションする際、店内は入るスロープの整備や、建物の外に多目的トイレを新設する等、できるだけの配慮を実施していただいております。従前の建物における制約から、ベビーカーや車いすの方などの利用に一定の制限のある状況となっておりますが、今後も、施設運営の面から利用面での配慮が図れるよう、引き続き事業者と協議してまいります。
詳細はお答えいただけませんでしたが、事業者と協議しながら必要に応じて報告してもらっている、とのことでした。誰もがこのレストランを利用できない事実についてのご回答とのことでしたが、もう一度言いますが、子どもの椅子がそもそもないんですよ。この時点で、小さい子連れの親は、ああ、大人のコンセプトなんだな、子ども歓迎ではないんだなと遠慮してしまうものです。あと、店の方で、車椅子は店内に入れるが、ベビーカーは導線確保のために使えない、という話でした。車椅子は入れて、ベビーカーば入れない意味がわかりません。ベビーカーはママ、パパの体の一部のようなものですから、ぜひ、ベビーカーで店内に入れていただけるように事業者とよくご協議いただきたいと要望いたします。豊中市が市民の意見を受けて改善する責任を持つべきだと思います。
(質問4)
設置管理許可の条例上の手続きについてお聞きします。
都市公園法条例第8条(設置管理許可)と9条(占用許可)に基づく公園施設を設けようとする申請書の内容と占用許可申請書は申請書の住所、氏名、職業はエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社なのでしょうか。それともレストランを運営するオペレーションファクトリーは占用許可申請書を出しているんでしょうか。
(公園みどり推進課)
・本事業における都市公園条例第8条および第9条における申請者は、すべてエイチ・ツー・オーリテイリ
ング株式会社となります。株式会社オペレーションファクトリーからの申請はありません。
レストランの運営や駐車場の運営は、豊中市からの委託の再委託でもなく、建物の設置管理許可は全てエイチ・ツー・オーリテイリングに対してということでした。
(質問5)
・再委託であれば豊中市が再委託に関するガイドラインに基づいて承認する基準などがあるが、再委託でもないなら、豊中市がどのように関与しているのでしょうか。教えてください。また、オペレーションファクトリーは豊中市の報道発表でも「協力企業」となっているが、「協力企業」にどの会社が入るのかについて、豊中市は事前に承認しているのか?設置管理許可の許可条件で、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社以外の企業が使用する場合に、豊中市の事前承認が必要とはなっていないのか?それぞれお答えください。
(公園みどり推進課)
・豊中市はカフェ事業や駐車場事業など、個別事業の運営については、事業全体総合マネジメントを行うエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社と各事業に関し協議する事業体制となっております。
・また、「協力企業」については、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社も含めた千里中央公園パート
ナーズと様々な形で本事業について連携している企業と認識しておりますが、市として事前に承認が必要なものではございません。設置管理許可対象施設については、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社が本事業において担う事業全体総合マネジメントのもと実施しており、市の事前承認は必要ありません。
オペレーションファクトリーについて、協力企業についても設置管理許可についても、豊中市の事
前承認がない、とのことですが、それは「丸投げ」と言うのではないでしょうか。
(質問6)
占用面積と使用料はどのくらいでいくらですか?またその使用料についてはエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社が支払うのか、それともオペレーションファクトリーなのか?
(公園みどり推進課)
・千里中央公園再整備にかかる活性化事業における収益施設事業のため、旧管理事務所棟および旧管理事務所横の倉庫棟について、面積210㎡、使用料420,000円/年の管理許可をしております。また、収益施設付帯の公園施設として、面積494㎡、使用料494,000円/年の設置許可をしております。
また、使用料の支払いは許可申請者であるエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社が全額支払
います。
旧管理事務所棟および旧管理事務所横の倉庫棟について、面積210m2、使用料420,000円/年の管理許可、また、収益施設付帯の公園施設として、面積494m2、使用料494,000円/年の設置許可をしておられる、
ということが、わかりました。
(質問7)
月額35000円、月額約41200円、と言うことですが、この広さの場所をこの値段で借りて営業が出来るんです。社会常識を逸脱しています。これを市民の皆さんが聞いたらびっくりするような使用料です。この使用料についてどうお考えか、市のお考えをお聞かせください。
(公園みどり推進課)
・先ほどご質問にお答えしました金額だけでのやりとりではなく、この事業全体でいわゆる駐車場事業、それからレストランを含む収益事業、それからイベント事業それら全てトータルでエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社と豊中市で協定を結んで進めているものでございますので、ご質問については使用料はそれだけということですが全体については、次に申し上げるような、費用が発生しているものです。本事業につきましては事業にかかる全ての整備、運営費用を事業者が負担し、実施しているものです。ですので先ほど申しました使用料に加えて駐車場の使用料1,380万円、それから収益施設の整備費用、それから現地に常駐するパークコミュニケーター、これは二人はいらっしゃいますが、常に一人はいらっしゃるようにシフトを組まれておられます。その方々の人件費、それから運営費、それから活性化事業さまざまイベントをこれまでもやって活性化に貢献しておられますけれども、その活性化事業の企画運営費用、それから駐車場の運営費、それから駐車場を運営するための整備に要する費用、そういった事業における全体の費用も含めての協定ということで連携をして事業を進めているものです。かつ、20年間の事業を実施していただきますので、その全体の収支計画の中でのトータルでの判断を企業にしていただいているものでございます。そういう訳でございますので、使用料の額についてどう考えるか、という点ですが、まずは公募条件に基づきまして、民間事業者が収益だけを目的とするのではなく、民間事業者のノウハウを生かした公園の賑わい創出、さまざまな工夫、アイデアを提供していただく、そしてそれを実施していただく、それも含めた賑わい創出を実施していただくと、いうことで、公園の存在効果、魅力アップ、利用効果を引き出していただいておりますので公園運営全体に対して還元がなされているものと考えております。
駐車場の使用料と収入、収益につきましては後ほど改めて質問させていただきます。
(質問8)
協定書にある第7条について伺います。
「乙は、毎事業年度、甲が指示する期日までに、次の事項を記載した事業計画書を甲に提出し、承認をえなければならない」とありますが、この期日はいつにしていますか。また、市に提出されたのか、そしてその内容についてお聞かせください。また、協定書 第21条に「事業者は第7条の事業計画書の実施状況を記載した事業報告書を事業年度ごとに作成し、毎事業年度終了後60日以内に甲へ提出しなければならない。」と、ある分についてもこの報告書がいつ市に提出されて、またその内容についてお聞かせください。特に収支報告はどうなのかお聞かせください。
(公園みどり推進課)
・事業計画書の内容については、協定書第7条記載の項目をもとに、運営体制や運営計画、事業内容等について記載され、事業報告書は、事業計画書の項目に対し、実施内容について記載されることとなります。事業計画書は、次年度の事業が始まる前に提出を求めるものとしており、特に期日は定めておりません。
事業展開の計画と経過、結果については、事業実施の連携相手としての様々なやりとりの中で事実上確認しておりますが、協定書に基づく「事業計画書」「事業報告書」としての受領手続きを行っておりませんでしたので、現在、受領の手続きをしております。
協定書にある事業計画書の事項には(1)年間管理運営計画①運営方針②運営形態③安全対策(事故、防火、防犯、防災、保険の加入等)④環境対策(騒音、振動対策等)(2)年間維持管理計画①維持管理方針②清掃等美観の保持③建築物、設備等保守、消防点検等④巡視、点検⑤警備、巡回(不法、迷惑行為、苦情要望への対応等)(3)緊急時の体制及び対応、(4)巡視、点検(5)終始計画(6)その他、良好な管理運営に関すること、などが挙げられています。どれも公園施設運営上大事な項目です。そもそも協定書には事業者は市にこの計画書を毎事業年度提出し、承認をえなければならないとはっきりと書いてあります。市は特にこの提出の期日も定めていないとのことですが、いったいこれはどういう状況なのでしょうか。答弁調整の中で、協定書にある事業計画書や事業報告書について、決済を取ることを怠っていて、今作成中だ、ということを聞きましたが、こんなことがまかり通っていいのでしょうか。
(質問9)
最後の質問です。
先ほど答弁の中でもありましたが、協定書によりますと、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社が市に対して支払う使用料が年間13,800,000円とのことですが、令和4年度の事業報告書では、駐車場の総利用料はいくらとなっていましたか、お聞かせください。
(公園みどり推進課)
・令和4年度の駐車場利用料は、22,645,000円となっております
【意見・要望】
公園は全ての市民の財産です。数少ない子どもの貴重な遊び場なんです。公園に建てられた施設から、子どもや子育て中のお母さん、お父さんを排除しないで欲しいんです。大人だけで楽しみたいなら他にたくさんあるじゃないですか。利用者のニーズに合わせたとおっしゃいましたが、車椅子の人や子どもは入っていませんよね。公平、公正と言えるでしょうか。世界では大人が用意した、子どもも大人もワクワクするような夢のような公園で、走り回って育つ幸せな子どもたちがいるんです。子どもが入れないレストランを作るなんて子どもにとって意地悪なメッセージだと思います。子どもに聞いてみました。公園にレストランがあって、子どもは入らないでと言われたらどう思う?と。「悲しい」と言っていました。でも諦めてはいけませんよね。だからこそここで言います。施策はメッセージなんです。子どもにワクワクさせてあげてください。子どものために公のお金を使ってください。子どもは街で育てるんです。コロナ禍があり、今は物価高、困窮する子育て世帯が増えています。公園は無料で誰でも、全ての家族が楽しむべきものです。公園にレストランがあればいいと思う市民がいらっしゃったら、豊中市の公園が相当魅力がないからなんだと思います。そんな意見はカナダで聞いたことがないからです。
本来公園とは、子どもが思いっきり遊べる遊具、水場、たくさんの木陰、テーブルやベンチ、広場、これさえあれば子どもからお年寄りまで、たくさんのニーズをかなえられます、自ずと人が集まってくるんです。海外の事例、いろんな素晴らしい公園ありますのでみていただけたらと思います。公園にレストランやコンビニはいらないのです。そして公民連携とは公の役割をしっかり認識させて、例えばエレベーターの設置など、公と同等
のものを作らせるのが本来の在り方ではないでしょうか。また、公民連携において、協定書の遵守は必須です。協定違反があれば、協定は破棄されるのが普通です。
公園は市民の財産であり、何より、豊中に住む、豊中の未来を支えてくれる、大事な大事なこどもたちの成長の栄養素、すなわち遊び場であり、居場所です。大切に取り扱い、民間業者に公園運営が丸投げにならぬよう、全ての市民がよりアクセスできるよう、市がさらに積極的に関わり、工夫し改善を重ねて行ってくださるよう強く要望し、私の質問を終わります。